オランダ留学のブログ

オランダに住みたい大学院生のブログ

オランダに関する記事だけでなく、旅・英語学習・ミニマリズムなどについても書いてます。

#118 黒人差別について

Dag!

最近、アメリカを発端にした黒人差別に対する抗議デモが世界に広がっています。SNS上でも有名人だけでなく、あらゆる人が黒人差別撤廃に向けたメッセージを拡散しています。

いまだかつてないくらいの大きさの活動に発展してきましたが、そんな中で私も差別に関して考えることがたくさんありました。今回はそんな私の感じたこと、考えたことを思うがままに書いていきたいと思っています。

※私の見聞きした範囲の情報に基づいて、私の思いや考え、意見を述べています。

発端となった事件と黒人差別の根深い歴史

おそらく多くの方が発端となった事件については知っていると思います。黒人男性が白人警官に首を押さえつけられて窒息死してしまった事件です。詳細は調べてみてください。

この黒人と警察官という関係は、アメリカでは昔からよく取り沙汰されてきた関係です。黒人を悪者と決めつけて不当逮捕する、不当に拘束する、挙げ句の果には射殺するなんてことも多くあるそうです。以前英語の授業で見たTEDの動画で、「あなたは黒人なんだから、黒人という理由で射殺されることがあるから、水鉄砲を持って外で遊ぶな!」とその人の子供に注意をしたという話がありました。それくらい深刻な問題です。

歴史を振り返ってみると、黒人が奴隷として扱われてきた悲惨な事実があります。そして、奴隷制度が禁止されたあとも、黒人の差別はなくなることはなく、今現在にまでも続いています。そして今回、そんないつまでも終わらない黒人差別に対して声をあげようと言う動きが出たのが、最近の出来事です。

オランダでの人種問題

私は、以前にオランダでの人種問題について記事を書きました。その記事では、オランダではあからさまな人種差別はあまり見聞きしないと書きました。しかし、それ以降、黒人のクラスメイトや友達からは、やっぱり差別に苦しんでいる状況もあるのかあと思うようなことを聞くことが何度かありました。

「肌が黒いという理由からめんどくさいコメントをしてくる人がいるから、大好きなコスプレをもうしない」と言っていたり、クラスで集合写真をとった時、「私だけすごい暗い。。。」と少し落ち込んだ様子だったクラスメイトがいたり、肌の色だけで苦しんでいることがけっこうあるのだなあと思いました。

この記事では、少数の白人(オランダ人)がやはりアジアや黒人、その他人種に見下したような感情を持っているのではないかとも書きました。それは今回の事件もそうですが、悲しいことに事実だと思います。

All lives matter なのかBlack lives matter なのか

最近の動きは黒人の差別に対してのものですが、一部、「All lives matter」と、すべての命が大切と訴える人たちもいます。別にそれは良いとは思うのですが、少し的外れ感があるなあとも思いました。今、声をあげて戦おうとしているのは、ずっと前から不当な扱いをされてきて、奴隷解放がされてもなお、今現在までにも差別が蔓延している黒人の差別ではないのかと思いました。これを「差別」という枠で一つにして、アジア人差別や障害者差別などを一括にしてしまうのは違うのかなと感じました。

netherlandstudyabroad.hatenablog.com

差別について思うこと

ただもちろん、そういった別の差別問題も考えていかなくてはいけないと思います。今回の運動を機に、差別という大きな枠組みで考えていくことも重要でしょう。

私が差別について思うこととしては、いくつかあります。

1つ目は、差別は差別を受けたことがあったり、身近で目にしたり聞いたりしたことがないとなかなか共感、想像することが難しいのではないかということです。やはり日本に住んでいると、あまり差別に遭遇することはアメリカ等に比べては少ないのかなあとは思います。日本では、肌の色だけで警察に殺されることはめったにありません。ですので、そういった差別についてあまり知らないなあという人はこれを機に少し調べてみたり、周りに話を聞いてみるのも良いのかもしれません。

2つ目は、結局、差別は心の奥底に差別感情があるうちは絶対なくならないのかなあということです。差別はもちろん昔に比べれば減ってきていると思いますが、それは法が整備されたり、教育の充実によるものでしょう。もちろん最初はそういった無理矢理にでも差別感情を規制したり、抑制することが重要ですが、やはり内面、心の奥底で差別感情を持っている人には響きにくいと思いますし、どこかでその感情があらわになることがあると思います。「差別はいけない!なぜなら法で規制されてるから、なぜなら親にそう言われたから」そういう認識しかない人が多いうちは差別は根絶しないと思います。

3つ目は、2つ目と少し関わりますが、一人ひとりを「人」として接することが重要ということです。例えば、人種差別とは少し離れますが、障害者に対して「かわいそう」という感情を持って接する人がいますが、それはある種の差別なのかなあとも感じています。障害者に、障害者として接するのではなく、一人の人として接することが大切だと思います。それは肌の色でもそうだし、国籍でもそうだと思います。あの人は黒人だから、あの人は中国人だから、あの人は耳が聴こえないから、ではなく、あの人は〇〇さんだから、あの人は〇〇くんだからといった接し方が、求められるのではないかと思います。

最終的に差別がない状態って、いちいち肌の色で区別したり、障害のあるなしを意識したり、国籍を気にしたりするのではなく、別に肌の色とかどうでもよくね?目が見えなくたって同じクラスメイトじゃね?ロシア人だって君は友達でしょ?的な、もう意識すらもしないような状態だと思っています。オランダでは割とこのサバサバとした感触は実際ありました。私のことをアジア人としてではなく、一人の私として見てくれていた、というか別に何人なのかとかどうでもいい、あなたとして接したいだけみたいな感じで接してくれた人が多かったです。

日本では、外国人が割と珍しいのか、ちょっと避けてみたり、ジロジロ見てみたり、見えるところでコソコソ話をしたり、差別ではないのかもしれないですが、感じの悪い人がたまにいる気がします。もちろん人間なのだから珍しいことにはそういう反応をするのは至極当然なのかもしれないですが、そこはもっとどうでもいいというか、外国人だから何?的な、一人の人間でしょ?的考え方で接しても良いのかなと思ったりします。

今私達にできること

相変わらず自分の考えをまとめるのが下手なので、振り返ってみると言いたかったことがあまり伝わってない気がするのですが、とりあえず思っていることをバーッと書いてみました。

というのも、今私達にできることは、声を上げること、差別について知ることだと思っています。私はこのブログがあるので、少しでも多くの日本人(日本語を理解できる人)にこの現状を知ってもらうことが私ができることなのかなあと思い、記事にしました。

 

Black Lives Matter.

Dag!

にほんブログ村 海外生活ブログ オランダ情報へ
にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(ヨーロッパ)へ