オランダ留学のブログ

オランダ留学をしたい人、オランダに住みたい人、オランダが好きな人、なんとなくオランダを知りたい人に向けて書いています。

#77 オランダでの人種問題

Dag!

オランダ、特にロッテルダムは色々な人種の人が暮らしています。そんな国に住んでみて感じたことについてまとめたいと思います。

※ここでのストーリや思ったことはあくまで個人の体験と意見です。

 

人種のるつぼ

オランダは、人種のるつぼです。積極的に移民政策をとってきたことから、色々な人種の人が暮らしています。特にロッテルダムはその特色が強く、街を見渡すと本当に様々な人達が行き交っています。アジア系、アフリカ系、中東系、スカーフをかぶった女性たちなどなど。例えば、今まで出会ってきたオランダ人では、インドネシア、中国、韓国、インド、アフガニスタン、イラン、スリナム、モロッコなどにルーツを持った人がいました。

このように、オランダが日本のような単一民族で構成された国ではないことは明らかです。そして、日本人としてそのような国に住むことはとても新鮮で、多くの気付きがありました。

移民政策に話を戻すと、それはオランダの寛容さに見て取れるものがあります。以下の記事では、オランダの寛容さについてまとめてあり興味深いのでぜひ参考にしてみてください。オランダ人の寛容さが、移民をたくさん受け入れてもなんとかうまくやっていけている理由の一つであることはなんとなく感じています。

www.huffingtonpost.jp

では、そういった移民の人たちと移民でないオランダ人たちはどのように生活をともにしているのでしょうか。私が見聞きした範囲だと、人種・移民か否か・宗教等にとらわれずに比較的みんなが豊かな生活を送れていると感じます。明らかな差別はほとんど見聞きしたことはありませんし、人種等を問わずにみんなで楽しく生活を送っている様子をよく目にします。しかし、同じカテゴリーの人たちで集まっている、夫婦やカップルとなると同じ人種同士の人が多い、ルーツの国の言語を話すなどといったこともありました。これらが一概に良くない兆候だとは全く言えませんし、これらは至極当たり前なことだとも思います。ただ、そういうのを経験すると、未だ移民等とそうでないオランダ人との間には少なからず溝はあるのかなあと思ってしまいます。

また、職業に関してもその溝はまだあると感じます。いわゆる単純作業(ゴミ収集、清掃、レジなど)に従事している方は、移民でないオランダ人よりも圧倒的に移民であるオランダ人が多い印象です。(ちなみに、パリのホステルの清掃員はほぼ全員がアフリカ系黒人でした。ヨーロッパ全体的にこの兆候はあるのかもしれません。)

差別の経験

1年近く住んでいると、当然差別(らしきこと)は受けます。多いのは日本人に対する差別ではなく、アジア人に対する差別です。特に馬鹿にされるような発言をされることが何回かありました。日中の明るい時間帯にそのようなことはほぼ起こりませんでしたが、夜の酔っぱらいが出てくる時間帯に集団と目が合うと小馬鹿にされることが何回かありました。その度になんと反応していいか困りますし、すごく腹が立ちます。

金髪にブルーアイズのオランダ人がぼそっと言っていたのを一回聞いたことがあります。彼はインドネシアインターンに行っていたのですが、インドネシアではそのルックスから色々と高待遇を受けていたそうです。それに関して彼自信も金髪とブルーアイズのおかげだみたいなことを言っていました。オランダ、西洋の人たちの心の奥底には、やはりアジアを下に見るようなことがないとは言えないと感じました。(例えば普段は無関心だが、酔っ払うとその差別感情が少し現れるなどもそう感じた理由)全員が全員ではないです、というかほとんどのオランダ人はとても良い方でアジアの文化や日本の文化を尊敬してくれますが、一部の人はアジアに対する偏見がまだあるように感じます。

概して、オランダ人は教育がしっかりとなされていて、豊かです。したがって差別はいけないことと多くの人が理解していますし、差別をする人は軽蔑されます。しかしながら、先述したとおりどこか心の奥底で差別(私の場合はアジア人差別)感情があるのは否めない気がします。

補足する形にはなりますが、渡航前に他の人の差別体験等を聞いていたので身構えていたのですが、思っていたよりも全然差別の経験はなかったですし、オランダ人と生活していく上で生きづらさを感じたこともほぼありません。 外国人がこんなにも生活しやすいのかと感動したくらいです。ですので、そんなに怖がる必要はないと思います。

これから  

では、これからはどういった世界が待っているのでしょうか。そして将来的に自分たちはどうやって生きていけば良いのでしょうか。私が思うに、テクノロジーの進化に伴ってどんどん国境のハードルは低くなっていくと思います。飛行機の発展に伴って人の行き来が増え、EUの締結でついにはパスポートコントロールがなくなりと今までの歴史を見ても明らかです。今後は翻訳技術が発展して、言葉の障壁がなくなっていくと思います。そうなるともう国境なんてあってないようなものになるのではないでしょうか。となると、今以上に母国以外に行く人たちが増えていき、今以上に国際化が進んでいくと思います。そんな世界を目の前にしている私たちに今できることは何かと言われると、とても難しい問題です。欧米の移民政策が多くの問題点を抱えているように、グローバル化はいい事ばっかりではないのは自明です。しかしながら、グローバル化はもう避けて通れないと思いますし、うまく活かせばいい方向に進んでいくのではないかとも思います。海外や異文化交流となると、なぜか英語や言語に焦点を当てることが日本では多いですが、言語以上にもっと大切なことがあるのではないでしょうか。私はまだこのトピックに関して浅いので答えは出せませんが、考える機会を与えてくれたオランダに感謝しています。

 

とても内容のないしょうもない記事になってしまいましたが、移民問題や外国人が海外で生活をすることに関するトピックは、オランダに来てからとても興味がでてきた話題です。しっかりと考えて自分なりの考えを出したいと思います。

Dag!